マンション管理会社との個人裁判の記録 saiban3

マンション管理会社との個人裁判の記録や、裁判手続きに関すること。

裁判傍聴 建物明渡と供託

自分の裁判の前にやってた裁判を傍聴した記録。
事件としては建物明渡等請求で、わりとよくあるパターン。家賃の未払いについての事実関係は被告も認めてますが、なんと法務局に供託してるとのこと。
被告は本人訴訟で、最初はちょっと変な人かと思いましたが、話を聞くともっともなことを言ってました。
まず、この裁判以前に調停と裁判をやっていて、これが3回目とのこと。家を借りたのは20年前位で、最初は不動産屋が管理していて家賃も振り込んでいた。それが大家に直接振り込むようになってしばらくしておかしくなったとのこと。
振込先の口座を解約して振り込めなくしたりもしたそうです。被告は更新の為に調停を起こして、これは認められたみたい。今回も乙号証として調停調書をだしてました。
ちなみに原告は契約書などを甲号証として出していて、原本の確認もやってました。たいていは写しだけでやると思うのですが、契約書だからなんでしょうか。
そして調停か前の裁判の時の裁判官からのアドバイスをもとに、法務局に供託することにしているが、この数か月はやってない。連絡の手紙が宛先不明で戻ってくるようになった為。反訴も考えてる。
みたいなことを被告の白髪交じりの男性が述べてました。
裁判官からは供託期間の確認があり、原告にも供託を知ってるかの質問がありました。
原告は一部抜けてる期間があるなどの抗弁はあったものの、基本的には供託を承知してるとの回答。
裁判官からは反訴の内容が不明だとのことで、被告の説明もあいまい。好意的に解釈すると、大家への連絡がとれなかったので家の補修などを自分でやる必要があったことや、家賃振込先の口座を無くして振り込めなくしたのがいやがらせではないかといったことなどなのか。

原告からはそういったことは前回の裁判での話ではないかといった反論があり。

裁判官が、家賃未払いや明渡しについてはおおむね争いがないようなので、話し合いのための和解期日を設定。被告に書面の作成予定を確認して、約一か月後の7月前半に期日を設定して終わり。
この裁判が盛り上がったので自分の裁判は5分位おくれたけど、傍聴していて飽きなかったのでヨシ。