裁判官は定期的に移動するみたいです。自分の裁判で担当する裁判官の名前で検索してみると他の裁判所にいたことなどもわかります。一般的な移動は年度の変わり目で行われるみたいですが、それとはずれていることがありました。
話は少し変わりますが、こんな記事を見かけました。国に対する裁判で、国の責任を認めた判決を出した裁判官は左遷されるのではといった内容です。
国ではないのですが、県に対する裁判で県が負けた判決がニュースになってました。何らかの違法行為の疑いで逮捕された容疑者であっても権利は守られるべきだという判断が示されました。
同じ裁判官の別の裁判。今度は市の責任を認めています。
それからマンションの下にある斜面が崩れて死亡者が出た件の裁判。この事件はマンション住民と管理組合と遺族は和解していて、管理会社とは裁判中ですが、これは県の責任を問う裁判で4月14日に第一回口頭弁論が開かれたようです。
ところで、現在の横浜地裁の一覧には前述の裁判の裁判官の名前が載っていません。こことから、4月14日以降に移動があったと推定できます。年度の途中での移動は珍しいことではないかと考えます。
横浜地裁の委員会の名簿には載っているので、別の裁判所に行ったのではなく在籍はしているのだろうと思います。
実は、自分がいまやってる裁判も、もしかしたらこの裁判官が担当したかもしれません。簡裁から地裁に移送された時点での担当部署の裁判官だったからです。5月9日の時点では新しい裁判官になっていたので、会ったことはありません。ただ、裁判所から3月に送られてきた求釈明の書面は、この裁判官の指示によるものだったのではないかと推定できます。
この自分の裁判は、来週20日に判決がでます。結果は電話で聞いて、どこかで判決文を取りに行く予定です。