マンション管理会社との個人裁判の記録 saiban3

マンション管理会社との個人裁判の記録や、裁判手続きに関すること。

裁判3の地裁第1回期日

裁判3の地裁に移送されてから初めての期日がありました。裁判2と同じく電話会議。

少し早めについたので、先週の裁判2の記録を閲覧しました。裁判所が作成した書面をということで頼んだら、期日調書1枚だけでした。スマホで写真をとって、設置されたコピー機でもコピーしました。1枚20円。閲覧費用は、当事者なので無料です。

30分位まえに受付に行って用紙の名前に丸を付けてから、待合室で待ってました。今回は他の利用者が2組いました。最初にいた4~5人は、住宅関係の会社らしく、リフォームに関する話をしてました。後から来た人たちは、親戚のお金の問題みたい。

時間になって他の組は呼ばれていくのに、なぜか呼ばれない。5分位して来た人によると、前の裁判が遅れてるので待って欲しいとのこと。結局20分ほど待ちました。

今回も弁論準備での電話会議なので、相手方は電話先で、部屋には裁判官と二人きり。先週は書記官も同席してましたが、今回はいませんでした。
地裁での初回なので、書面の陳述。原告は訴状と第1準備書面で、被告は準備書面1の陳述をして、裁判官からの確認。裁判官はメガネをかけた若い人で、説明は多めで丁寧でさわかかな感じでした。
原告の請求の概要について確認されました。掲示板への掲示物、配布されたアンケート、それからマンション総会で配布された別訴の書面に関することの3つに分かれています。掲示物については、被告管理会社の関与が明確でないという心証が示されました。こちらは、内容については2つ目のアンケートとも重なるので、あまり食い下がらずに、場合によっては取り下げでもと言いました。
アンケートについては、同定性についてと、質問しただけだと名誉毀損にはならないのではという心証で、具体的に部屋番号が出ている部分に絞って追加説明をみたいな流れでした。管理会社の責任についても、郵便局員が脅迫状を配達しても共犯にはならないのと似たような感じで、仕事としての配布での責任は問えないかもとも。
別訴の訴状等の総会での公開について、名誉毀損は特に社会的評価の低下は無いだろうとの心証。管理組合が相手方に味方したとしても、それだけでは違法性はないということみたい。心情的にはわかるけどとも言われた。プライバシー侵害についてはいちおうあるけど、違法性までかはどうだろうみたいな心証でした。

なんとなく判決では認められないかもという感じだったので、管理会社が配布物等の内容に関与していないのであれば、それを書面で出して欲しいと言って、それによって和解や取り下げも考えると。裁判官としても特に異論はなさそうで、その方向で被告が検討して書面を出すか出さないか決めてほしいとなりました。

次回は7月の初め頃。終わった時には昼休みに入ってました。

1階の案内板で裁判の確認。今日も各裁判を記入する用紙みたいなのを使ってる人を見ました。裁判が遅れる原因になった大きな法廷での裁判もどれだろうと思って探したところ、令和3年からの裁判でした。裁判官は4月に移動してきた新しい人なので、古い裁判を引き継いだのでしょうか。