マンション管理会社との個人裁判の記録 saiban3

マンション管理会社との個人裁判の記録や、裁判手続きに関すること。

初めての裁判

裁判2も3も3月までないので、はじめてやった裁判1のふりかえり。

相手方はマンションの管理組合で、請求は大規模修繕に関連した金銭請求と、名誉毀損の賠償請求です。裁判のまえに民事調停をやって、そのときは名誉毀損は無かったのですが、調停をやってるときに掲示板に張り紙をされたりしたので、不成立後の裁判で追加しました。
裁判も最初は少額訴訟にしたのですが、相手方が同意しなかったので普通訴訟になりました。少額だと金銭請求しか出来ないのですが、普通なら他もできるんだと思って、謝罪文も請求に追加しました。このときは裁判についてあまりわかってませんでした。
簡易裁判所で2回やったところで、地裁への移送の話がでました。このときもよくわからないまま同意して、続きは地裁でやることになりました。
書面を送るのにしばらくかかったのと、謝罪文を追加した文の印紙代などの納入をしてから地裁での口頭弁論があり、このときに初めて相手方の弁護士が出席しました。
簡裁では初回だけでなく2回目も欠席していて、簡裁では擬制陳述が初回以外でも出来るというのを、そのときに初めて知りました。

初めての裁判、しかも本人訴訟なので、初めての体験ばかりでした。他にも、訴訟の取り下げという仕組みは、相手方から一部取り下げて欲しいという要求があって初めて知りました。最終的には、この取り下げで裁判は終わりました。

今から考えると、もう少しやりようはあったかもしれませんが、今後に生かせそうな体験もできました。たとえば地裁への移送経験があるので、和解交渉中に司法委員に「これでまとまらなければ地裁に移送になるかも」みたいに言われてもあわてないで対応できるんじゃないかと思います。

地裁では初回が口頭弁論だった他は、すべて弁論準備でした。小さな会議室のテーブルに裁判官と当事者2名で話し合うというのも最初は驚きましたがなれました。一度は、裁判所と相手方弁護士の修習生が参加しました。また、通常は弁論準備は傍聴できないのですが、マンション住民の人が傍聴するのに、当事者からの申し出をして認めてもらいました。これも、弁論準備が決まってから調べて知ったことです。

裁判は一回ごとに期間が開くので進行が遅く感じることもありますが、知らないことを調べるには都合がいい面でもあります。自分の裁判の閲覧も一度やりました。自分のだと150円の印紙は不用で、無料で閲覧できます。複写も無料ですが、ほとんどの書面はすでに持っているわけです。このとき見たかったのは裁判所の調書ですが、内容がほとんど無かったのが以外でした。弁論準備ではわりと多く話して、一度は裁判官に怒られたりもしたのですが、そういった話したことは何も書かれてませんでした。